00.当日の大腸内視鏡検査が可能
当院では、お時間の都合がつきにくい方や、『血便』などの症状で緊急での検査が必要な方のために、受診当日の大腸内視鏡検査を実施しています。通常の場合、大腸胃カメラ検査を受ける際には事前に診察させて頂き、後日の検査日程を予約させて頂いております。受診当日の大腸内視鏡検査をご希望の方は、院内で腸管洗浄剤を服用して頂き、そのまま検査を受けていただけます。
WEBからご予約頂くか、お電話(06-4702-3150)でお問い合わせ下さい。
できる限りご希望に合わせてご対応させて頂きます。
00.下剤を飲まない大腸内視鏡検査
従来の大腸内視鏡検査では、腸内の便をすべて排出するために約2Lの下剤を飲む必要がありました。
この下剤は味も飲みやすいとは言い難く、患者さんにとって大きな負担となっていました。
当院では、下剤を飲まずに大腸内視鏡検査を受けられる「内視鏡的下剤注入法」を導入しております。
この方法では、まず麻酔下での胃カメラを受けて頂き、内視鏡を使用して十二指腸に直接下剤を注入します(検査時間10分程度)。
これにより、下剤を口から飲む必要がなくなり、『まずい』『お腹が張る』『吐きそう』といった下剤服用による患者様さんの負担が大幅に軽減できます。
従来の方法では、胃内に多量の下剤が溜まるため、嘔吐や胃の張りが生じたり、腸管がきれいになるまでに時間がかかることがあります。しかし、内視鏡的下剤注入法では、下剤を直接十二指腸に注入するため、吐き気が軽減され、腸管洗浄にかかる時間も短くなります。
この方法では、麻酔を使用して眠っている間に胃カメラを行い(しっかりと胃カメラの観察・検査を行います)、麻酔が覚めた後、便が排出されてきれいになってから、大腸内視鏡検査を受けることが可能になります。
ただし、便秘が頑固な方や手術後に癒着がある方には、腸管への負担を考慮して従来の口から下剤を飲む方法をお勧めすることがあります。
メリット・デメリット
メリット
- 下剤を飲まずに検査を受けられる。
- 『まずい』『お腹が張る』『吐きそう』といった下剤の辛さを軽減できる。
- 同日に胃カメラ検査もできる。(下剤を流すだけでなくしっかり胃カメラ検査を行います。)
- 洗浄液が胃に滞留しないため、腸がきれいになるまでの時間は短縮できる。
デメリット
- 同日に胃カメラと大腸カメラを受ける必要がある。
- 腸がきれいになるまでトイレに何度も行く必要があるため、
院内滞在時間が長くなる(全部で4-5時間程度)
こんな方におすすめ
- 小柄な女性(通常法では胃がすぐにいっぱいになってしまうため )
- 普段水をたくさん飲む習慣がない方(液体を多量に飲むこと自体に抵抗があるため)
- 以前の検査で下剤服用が辛かった方