診療案内

内科(生活習慣病を含む)

内科で対応する症状

  • 発熱
  • 微熱が続く
  • 頭痛
  • 鼻水、鼻づまり
  • のどの痛み
  • 咳、痰がからむ
  • 吐き気、嘔吐
  • 胸の痛み
  • 息苦しさ
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 腹痛
  • 便秘、下痢
  • 貧血

内科で対応する疾患

  • 風邪、インフルエンザ、扁桃炎
  • 気管支炎、喘息、肺炎
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • メタボリックシンドローム
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 貧血
  • アレルギー性鼻炎
  • 胃腸炎
  • 甲状腺機能亢進症
  • 甲状腺機能低下症
  • 蕁麻疹
  • 帯状疱疹
  • 不眠症
  • 膀胱炎

など

生活習慣病

食事の偏りや運動・睡眠不足・飲酒・喫煙など、生活習慣の乱れを主な原因として発症する病気をまとめて「生活習慣病」と言います。いずれも症状が乏しい一方で、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる合併症のリスクを高めます。生活習慣を見直し、必要に応じて内服による早期からのコントロールが重要となります。

糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度を意味する「血糖値」が異常に高くなる病気です。
大きく、ウイルス感染や免疫の異常などを原因とする1型糖尿病と、生活習慣の乱れを原因とする2型糖尿病に分けられます。糖尿病全体の約95%が2型糖尿病に分類され、食べ過ぎ・早食い・運動不足・ストレス・遺伝などの因子が重なることで発症します。

高血圧症

一般に、診察室で計測した収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上になる病気です。
通常高血圧症と言えば、塩分の摂り過ぎ、運動不足、肥満、ストレスなどを原因とする本態性高血圧症を指します。甲状腺機能亢進症、睡眠時無呼吸症候群など他の病気によって引き起こされる二次性高血圧症もあります。

高血圧症

一般に、診察室で計測した収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上になる病気です。
通常高血圧症と言えば、塩分の摂り過ぎ、運動不足、肥満、ストレスなどを原因とする本態性高血圧症を指します。甲状腺機能亢進症、睡眠時無呼吸症候群など他の病気によって引き起こされる二次性高血圧症もあります。

脂質異常症

血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の値が高すぎる、あるいはHDL(善玉)コレステロールの値が低すぎる状態を指します。以前は、高脂血症と呼ばれていました。
多くは、食事の偏り、運動不足、肥満といった生活習慣の乱れを原因とします。その他、体質の遺伝なども発症に影響することがあります。

メタボリックシンド
ローム

内臓脂肪が多く蓄積されている一方で、高血圧・高血糖・脂質代謝異常のうちの2つ以上が認められる状態です。糖尿病、高血圧症、脂質異常症、また心筋梗塞や脳卒中を合併しやすい状態であり、食習慣や運動習慣の改善によって、数値をコントロールしたり、内臓脂肪を減らす必要があります。

高尿酸血症(痛風)

血液中の尿酸値が高くなる病気を「高尿酸血症」と言います。そして、尿酸がさらに多くなり足の関節などで結晶化した時に起こる発作が「痛風」で、激しい痛みと腫れを引き起こします。
主な原因は、プリン体を多く含むアルコール、肉類の摂り過ぎです。痛風を予防するためには、高尿酸血症と診断された時点で治療を開始することが重要です。ただ、高尿酸血症自体はほぼ無症状であるため、気づかず進行させてしまうケースが少なくありません。

消化器内科

消化器内科で対応する症状

  • 胸やけ、胃もたれ
  • 酸っぱいものがのどまで上がってくる
  • 食べ物の飲み込みづらさ、のどの違和感
  • ゲップ、膨満感
  • みぞおちや胃の痛み
  • 吐き気、嘔吐
  • 食欲不振、体重減少
  • 腹痛
  • 便秘、下痢
  • 血便、黒っぽい便
  • 便が細い
  • コロコロした便

消化器内科で対応する疾患

食道の病気

逆流性食道炎

逆流性食道炎 逆流性食道炎とは、胃液や十二指腸液が逆流し、食道の粘膜を傷つけて炎症を起こす病気です。
加齢による下部食道括約筋(胃との境目にある筋肉)の緩み、腹圧の上昇を招く姿勢や肥満、脂っこいもの・アルコールの摂り過ぎによる過剰な胃酸の分泌などを原因とします。
食生活の欧米化などにより、患者数は増加傾向にあります。当院では、胃カメラ検査による逆流性食道炎の早期発見と治療に努めています。
治療では、胃酸の分泌を抑える薬の処方、食習慣や姿勢の改善指導・アドバイスを行います。

主な症状
  • 胸やけ、胸のむかつき
  • ゲップ
  • のどや胸の痛み、違和感
  • 慢性的な咳、声枯れ
  • 食べ物の飲み込みづらさ
食道がん

食道粘膜にできるがんです。飲酒、喫煙が二大原因となります。
のどの痛みや違和感、飲み込みづらさ、声枯れ、胸の痛みなどの症状が、ある程度進行してから現れます。

食道裂孔ヘルニア

胃の上部が横隔膜を超えて胸腔に飛び出している状態です。通常胃の入口(噴門部)はしっかりと閉じていますが、食道裂孔ヘルニアでは入口がゆるくなるため胃液や食物が食道へと逆流しやすくなります。逆流性食道炎のリスクが高まり、胸やけやゲップ、飲み込みづらさ、就寝時の胃不快感などの症状を伴います。

好酸球性食道炎

アレルギー性の食道炎であり、薬剤や食物などが原因となります。好酸球という白血球を原因として、食道粘膜で炎症が起こります。飲み込みづらさ、胸の痛み、胸やけ、腹痛などの症状を伴います。食道粘膜を生検し、好酸球の数を数えることで診断します。胃酸を抑える薬や免疫を抑制する薬で治療を行います。

バレッド食道

繰り返しの胃液の逆流などによって、下部食道の粘膜が胃の粘膜に変性してしまった状態を指します。胸やけ、酸っぱいものが上がってくるなどの症状を伴います。本来食道の粘膜は胃酸に弱い構造をしています。しかし、食道裂孔ヘルニアなどにより慢性的に胃酸が逆流すると、食道の粘膜が胃の粘膜に置き換わってしまいます。このような状態をバレット食道といいます。このバレット食道はバレット食道腺癌のリスクであり、欧米では食道がんの大半がこのバレット食道から生じるバレット食道腺癌です。近年、日本でも食文化の欧米化、ピロリ菌感染率の低下などを背景に急増しています。バレット食道の方は、胃酸を抑える薬等により進行を抑制し、定期的な内視鏡検査によりバレット食道腺癌を早期発見することが重要です。

食道カンジタ症
原因

食道カンジダ症は、カンジダという酵母菌(カビの一種)が感染した結果、食道に炎症を引き起こす疾患です。
通常は口や腸内に存在する微生物の一つであり、健康な人でも菌が繁殖しやすい環境になると感染することがあります。
免疫力の低下や抗生物質の長期投与などが原因で、病気を引き起こすことがあります。

症状チェックリスト

  • 喉や口の痛み
  • 口臭
  • 食べ物を飲み込むときの痛みや不快感
  • 胸やけや嘔吐
  • 口の中や喉に白いカスがつく
  • 口内炎
  • 食欲不振

検査・診断
症状と身体検査、および内視鏡検査により診断されます。
内視鏡を用いて食道や胃、十二指腸を観察し、異常がある場合には生検を行ってカンジダ菌が存在するかを確認することができます

治療法
抗真菌薬の内服、口腔洗浄薬の使用、栄養療法などがあります。
食道カンジダ症は、早期に治療を開始することが大切です。
また、原因となった疾患の治療や生活習慣の改善なども必要となります。

注意点
予防には、免疫力を高めるための健康的な食生活や十分な睡眠、運動、ストレスの軽減などが重要です。
また、抗生物質の乱用や、喫煙や飲酒などの生活習慣による免疫力の低下を避けることも必要です。

胃の病気

胃炎
(慢性胃炎・萎縮性胃炎)

慢性胃炎や萎縮性胃炎の主な原因はピロリ菌の感染です。その他にもロキソニンなどの鎮痛薬や、ストレス、不規則な生活習慣、大量飲酒なども慢性胃炎の原因となります。みぞおちの痛み、胃の不快感、吐き気、胸焼けなどの症状が現れます。慢性胃炎や萎縮性胃炎を放置していると、胃がんのリスクが高くなるだけでなく、胃潰瘍や胃潰瘍出血、貧血などの原因となります。内視鏡検査(胃カメラ)により診断が可能です。食べ過ぎや飲み過ぎを主な原因とする急性胃炎にも対応しています。

胃潰瘍

ピロリ菌感染、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の副作用、ストレス、胃酸の過剰な分泌、飲酒・喫煙などを原因として、胃の粘膜が傷ついた状態のことです。胃の痛み、胸やけ、膨満感などの症状を伴います。悪化すると、下血や吐血を起こすことがあります。治療には、胃酸分泌を抑える薬や消化管保護薬、栄養療法、生活習慣の改善などを行います。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、胃やみぞおちの痛み、胃もたれ、胃の不快感などの症状を認めるにも関わらず、胃カメラ等の検査を行っても特に異常が認められない状態のことです。つまり、胃や食道に炎症や潰瘍などの内視鏡で指摘できるような明らかな異常は認められないものの、胃や食道の蠕動運動など内視鏡では見えないような機能異常による病気です。他の病気を除外するため、診断には胃カメラ検査が必要です。ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れ、過労などが原因と考えられます。治療には、胃の蠕動をサポートする薬や胃酸を抑制する薬などの薬物療法、栄養療法、ストレス管理、食事療法などを行います。ただし、治療効果は個人によって異なるため、症状の管理には個別のアプローチが必要です。

アニサキス症

アニサキス症とは、寄生虫の一種であるアニサキスが原因で引き起こされる病気です。アニサキスという寄生虫の幼虫は、十分に加熱しないサバ・サンマ・カツオ・アジ・イワシなどを食べることで、その魚から感染します。食後8時間以内に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。アニサキス症を疑う場合は、内視鏡検査を行います。アニサキスが胃にいる場合には、胃カメラによる摘出が可能です。
アニサキス症は、生の魚介類を十分に加熱することで予防できます。魚介類を内部温度が60℃以上になるようにしっかりと調理することで、アニサキスを死滅させることができます。また、上記の生魚を摂取する際には、注意深く調理するか、加熱調理済みの魚介類を選ぶことが重要です。

胃ポリープ

胃カメラやバリウム検査で、「胃にポリープがある」と言われ心配したことはありませんか?胃のポリープはそれほど怖いものではありません。胃ポリープは胃の粘膜表面にできる “できもの” のことで、ほとんどの場合が良性です。多くの場合は症状はなく、胃バリウム検査や胃カメラ検査で偶然指摘されます。胃のポリープのほとんどは、“胃底腺ポリープ”というピロリ菌のいないきれいな胃にできる良性のポリープと、“過形成性ポリープ”というピロリ菌感染などの慢性炎症によってできる炎症性ポリープのいずれかです。いずれもほとんどの場合が良性であり、必要以上の心配はいりません。ただ、ごく稀に悪性化することがあるため定期的な経過観察が必要です。生検検査により悪性が疑われる場合には内視鏡的切除・病理検査を行います。

胃がん

胃の表面にできる悪性腫瘍のことで、ほとんどの場合(約99%)ピロリ菌の感染が原因です。ただの細菌感染によって“がん”ができ、場合によっては命を落としてしまうことがある、ということは世界に衝撃を与え、このピロリ菌を発見したバリー・マーシャル(Barry J. Marshall)教授は2005年にノーベル賞を受賞しています。胃がんの主な症状としては、胃やみぞおちの痛み、吐き気、胸やけなどが挙げられますが、早期ではほとんど無症状です。黒っぽい便が出た場合や貧血気味の方、両親などの家族に胃がんやピロリ菌の感染歴のある方も注意が必要です。最近では、内視鏡技術の工場もあり、胃がんを早期で発見した場合には内視鏡で簡単に切除することができるようになってきています。定期的な内視鏡検査により早期発見することで、手術で胃を失うことや、胃がんで命を失うことを避けることができます。
内視鏡検査が“苦しいから受けたくない”という理由で内視鏡検査を受けず、胃がんで胃や命を失ってしまう方を減らすため、当院では“苦痛のない”胃カメラ検査を自信をもって提供しております。胃内視鏡検査が怖い方は是非当院にお任せ下さい。

大腸の病気

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群はその名前の通り、腸があらゆる刺激に対して“敏感”な状態のことを指します。内視鏡検査やCT、採血などの検査では明らかな異常を認めないものの、下痢・便秘・腹痛・腹部膨満感・ガスといった症状で生活の質(QOL)を大きく低下させることが特徴です。成人人口の10-15%以上はこの疾患を経験するとの報告もあり、非常に患者数の多い疾患です。20代の若い方に多く、男性よりも女性の方が患者数が多いとの報告もあります。
様々な要因が重なってこの疾患を引き起こすと考えられており、腸内細菌叢のバランス異常、食事内容、ストレス、腸の蠕動運動異常、遺伝的要因などがその原因と考えられています。診断には、同様の症状を示す潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患や感染性腸炎などの疾患を除外する必要があります。詳細な問診と採血、内視鏡検査などにより診断します。
治療法としては整腸剤の内服、食事内容や生活習慣の見直しなどを行います。それぞれの患者様によって症状は異なり、治療法も異なります。生活に影響を及ぼすようなお腹のつらい症状を認めることが多い疾患ですので、個別にしっかりと相談しながら、一緒に症状の改善に取り組む必要があります。

虚血性大腸炎

動脈硬化、排便時のいきみなどによって大腸の血流が低下し、炎症が起こる病気です。年配の方、便秘体質の方、女性によく見られます。
突然の強い腹痛、下痢、血便などの症状を伴います。

炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎)

潰瘍性大腸炎とは、大腸粘膜に慢性的な炎症やびらん、潰瘍が生じる病気です。数週間以上といった比較的長期間にわたって腹痛や下痢、血便などのお腹の症状を認める場合にはこの疾患を考える必要があります。はっきりとした原因は分かっていませんが、遺伝的因子、免疫の異常、生活習慣などの環境的な因子など複数の因子の関与が考えられています。
似た病態を持つ病気に、同じく炎症性腸疾患に分類されるクローン病が挙げられます。こちらは、小腸・大腸を中心としながら、口から肛門までどの消化管でも炎症が起こり得るという特徴を持ちます。
20代以下の若年者での発症が多いという特徴がありますが、高齢での発症も認められます。どちらの疾患も基本的に根治することは難しく、国の難病に指定されています。様々な治療法を組み合わせて、症状改善に取り組む必要があります。診断のためには、詳細な問診や採血、内視鏡検査などの検査が必要となります。早期での治療介入が必要な病気です。症状が当てはまる方はご相談下さい。

大腸がん

この20年間で大腸がんにかかる人や大腸がんで亡くなる人は増え続け、大腸がんは現在国内で最も罹患率の高いがんとなっています。死亡数についても全てのがんの中で第2位、女性においては第1位と、最もケアすべき疾患の一つとなっています。年齢、食生活、遺伝、飲酒・喫煙などがそのリスクとして知られています。症状が乏しいため、健康診断の便潜血検査で引っかかり、大腸カメラ検査を受けて見つかるケースが多く、症状が出る頃にはすでに進行がんとなっていることがほとんどです。「便潜血検査が陰性だから大丈夫」と思われていませんか?便潜血検査は簡便かつ低コストな検査ですが、精度が低いということが問題です。便潜血検査では進行大腸がんの約30%、早期大腸がんの約50%は陰性と判定されてしまいます。つまり、大腸がんの半数以上は便潜血検査では見逃されてしまう可能性があります。大腸カメラ検査であれば、微小な病変でも発見することができます。また、早期の病変であれば侵襲の少ない内視鏡的治療の適応となります。

大腸ポリープ

加齢、食生活や喫煙などの生活習慣、遺伝などを原因として発生する大腸のポリープです。ほとんどの場合は無症状ですが、大きくなると便秘や血便といった症状が見られることもあります。大腸がんのほとんどはポリープからのがん化によって発生しており、大腸ポリープは言わば「大腸がんの芽」と考えられます。この大腸ポリープを早期に発見、切除することで大腸がんの発生を抑制することができることがわかっています。
当院では内視鏡治療を専門としてきた経験を活かし、比較的大きな病変であっても大腸ポリープの日帰り切除を行っております。

急性腸炎

ウイルスや細菌、寄生虫の感染、食中毒、薬の副作用、血管障害などを原因として起こる腸炎です。食物アレルギーや食中毒の1つとして発症することもあります。吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、血便、発熱などの症状が見られます。

食中毒

食べ物・飲み物に寄生する細菌や毒素、寄生虫を口にすることで発症する病気です。ノロウイルス、カンピロバクター、ウエルシュ菌、サルモネラ菌、アニサキスなどが主な原因として挙げられます。二枚貝などの魚介類、鶏肉など肉類、作り置きの料理などを口にした後、数時間~1週間以内に発熱、腹痛、吐き気・嘔吐、下痢などの症状が現れるケースが目立ちます。細菌性の場合は症状が強くでることがありますが、抗生剤による治療で症状の改善が期待できます。詳しい問診によりある程度原因が推測できます。

便潜血陽性

健康診断、自治体の大腸がん検診などで行われる便潜血検査で陽性が出た場合には、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患などの病気を疑います。便潜血検査で陽性だった場合、症状がなくても必ず大腸カメラ検査を精密検査として受けてください。

胆のう・肝臓の病気

胆石症

胆のうや胆管に石ができる病気です。高脂肪食の摂り過ぎ、飲み過ぎ、加齢、ストレスなど、さまざまな原因が挙げられます。胆嚢炎や胆石発作の原因となることがあります。診断には腹部超音波検査を行います。痛みがある場合は手術が必要になることもあります。

胆のうポリープ

胆のうにできるポリープです。ほとんどが良性ですが、前がん病変であるケースも見られ、胆嚢がんとの鑑別が重要です。超音波検査による早期発見が可能です。多くの場合は、腹部超音波検査による定期的なサイズフォローを行い、増大傾向であれば胆嚢がんの可能性を考えて、CTなどの追加検査を行います。

脂肪肝

肝臓に脂肪が溜まっている状態です。基本的に症状はありませんが、放置すると肝炎や肝硬変、肝がんへと進行します。主な原因としては、暴飲暴食などの食生活の乱れが挙げられます。腹部超音波検査による定期的なフォローを行います。

循環器内科

循環器内科で対応する症状

循環器内科で対応する症状
  • 胸の圧迫感、締め付け感
  • 動悸、息切れ
  • 脈拍の乱れ(速い・遅い・飛ぶ)
  • 呼吸が苦しい
  • 足のむくみ
  • 息を吸う時の胸の痛み
  • 背中の痛み
  • めまい

上記のような症状がある場合、お早めに当院にご相談ください。

循環器内科で対応する疾患

心臓の病気

心筋梗塞

高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、喫煙、肥満などによって冠動脈が閉塞し、心臓の筋肉が壊死する病気です。不整脈を合併しやすい他、心不全や心破裂を合併して命を落としてしまうこともあります。
代表的な症状に、突然の胸の強い痛みや圧迫感が挙げられます。また、狭心症と異なり安静にしていても症状が治まりません。肩、腕、首などに痛みが拡大することもあります。

狭心症

心臓の筋肉に酸素を供給する「冠動脈」が硬化・攣縮して狭くなる病気です。冠動脈の血流が減少することで、胸が締め付けられるような痛みを感じます。
身体を動かすことで心臓に負荷がかかることで起こる労作性狭心症と、早朝などの安静時に起こる冠攣縮性狭心症に分けられます。

弁膜症

腎臓は、左心室・左心房、右心室・右心房の4つで構成されており、これらの間には弁があります。弁膜症とは、この弁が正常に機能しないことで、血液の逆流や血行不良を起こす病気です。
初期にはほとんど無症状ですが、進行すると動悸・息切れ、胸痛、むくみなどの症状が現れます。

心筋症

冠動脈や心臓弁の異常が認められない一方で、心臓の筋肉で異常が起こっている状態です。ある程度進行すると、動悸・息切れ、息苦しさ、むくみなどの症状が現れます。意識を消失したり、突然死したりといったこともある、おそろしい病気です。
原因としてはウイルス感染、免疫異常、アルコールの飲み過ぎなどが挙げられますが、原因の分からないケースが少なくありません。

不整脈

心拍数、心臓の鼓動のリズムが早くなる・遅くなる・飛ぶといった異常をきたしている状態です。
狭心症や心筋梗塞、心筋症、弁膜症などを引き起こす原因にもなります。症状としては動悸・息切れ、胸痛、めまい、失神などが挙げられますが、無症状のケースもあります。

心不全

心臓のポンプ機能が低下し、血流が不足している状態です。本来、身体が必要とする血液の循環がなされないことから、手足の冷え感、倦怠感、意識低下、呼吸困難などの症状に見舞われます。最悪の場合には、命を落とします。

▶血管の病気

大動脈瘤

大動脈が拡大し、瘤のようになる病気です。ほとんどの場合で無症状ですが、瘤が破裂すると強烈な胸や腹部、背中の痛みに襲われ、最悪の場合には命を落とします。
高血圧症、脂質異常症、糖尿病に伴う動脈硬化が主な原因となります。

閉塞性動脈硬化症(PAD)

脚の動脈硬化が進み、狭窄・閉塞することで痛み、しびれといった症状が現れる病気です。
悪化すると、潰瘍や壊死の原因となります。

高血圧症

慢性的に血圧が高くなる病気です。
ほぼ無症状のまま進行し、動脈硬化を加速させます。放置していると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。

発熱外来

発熱外来の対象の症状

発熱外来の対象の症状
  • 37.5℃以上の発熱
  • のどの痛み、咳
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛
  • 下痢
  • 味覚障害、嗅覚障害
  • 家族が新型コロナ検査で陽性だった
  • 新型コロナ感染者と濃厚接触をした

発熱など風邪のような症状がある方、新型コロナウイルス感染症の可能性がある方が主な対象となります。

ご予約方法

ご来院前にお電話でご予約をお願いします。

発熱外来で行う検査

新型コロナウイルス抗原検査、新型コロナウイルス唾液PCR検査を行います。

必要に応じて、血液検査や胸部レントゲン検査を追加します。

その他

脳卒中

脳卒中は、喫煙、アルコールの飲み過ぎなど、生活習慣の乱れを主な原因とします。高血圧症、糖尿病、脂質異常症の方は特にリスクが高くなります。
生活習慣病の診断を受けた方には、脳卒中の予防を念頭においた薬物療法、生活習慣の改善指導を行います。

脳梗塞

脳卒中のうちの1つで、脳の血管が詰まる・破れることで、その先に血液・栄養が行き届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。一度でも大きな脳梗塞を起こすと、麻痺、言語障害などの後遺症が残ります。

このような方は注意してください

特に以下に該当する方は、脳卒中のリスクが高くなります。

  • ほぼ毎日お酒を飲む
  • つい飲み過ぎてしまう
  • 喫煙をしている
  • 運動習慣がほとんどない
  • 太っている
  • 甘いもの、脂っこいものが好き
  • 高血圧症、糖尿病、脂質異常症の診断を受けた
  • 心臓病、不整脈などがある

予防・治療

脳卒中の予防には、脳卒中の原因となる生活習慣病にならないこと、生活習慣病になった時にはきちんと治療を行うことが欠かせません。また、現在まだ生活習慣病でない方も、将来的なリスクを低減するため、必要に応じて生活習慣を改善します。
治療では、早期受診で薬物療法が可能になることもありますが、手術が必要になるケースも少なくありません。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨にたくさんの小さな穴が発生し、もろくなる病気です。背中が曲がったり、痛み・骨折が起こる原因になるため、特にご年配の方は寝たきりにつながりかねません。
骨粗鬆症は、症状が出ないうちに早期に治療することが大切です。お薬を処方したり、骨密度を高めるための食事療法を行ったりすることで、骨密度の回復を図ります。
当院では、骨粗鬆症の予防のための指導も行っております。気になる方は、お気軽にご相談ください。